喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと


喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと
永松 茂久 (著)

紹介文にあるように感動的な内容でした。

厳格な経営者の父と、少しピントがずれたマイペースな母の元に生まれた、ノンフィクションのお話です。

 

その母が残した言葉「喜ばれる人になりなさい」これがこの本のメインテーマになります。

そして、プロローグの最後に書いてあった、「今、あなたのお母さんは笑っていますか?」このキーワードがサブテーマのような位置づけになっています。

 

著者がたこ焼き屋を始めて、料理屋を拡大し、経営者として講演会や出版などどんどん拡大していき、最後には出版日本一になるまでのストーリーです。

その途中で常にお母さんとのやりとり、そしてお母さんからのメッセージが書かれており、子供の頃から大人になるまでの経緯がまとめられています。

 

私がとても心に残った言葉。

「確かに効率的に料理を出すことももちろん大切なことだよ。でもね、非効率なことだからこそ感動するんじゃない。
人ってね、もてなしをする側の気持ちってしっかり感じるのよ。私1人のためにここまでしてくれたなんて、そう思ったときに感動が生まれるものなの。他のお店がめんどくさくてやらないことを一生懸命考えてみたら。」

今の時代、効率化を優先してしまいがちですが、非効率だからこそ感動することがあり、その方が大事だと思いました。

 

人には3つの大きな心理がある。
1つ目が、人はみんな自分のことが1番大切な存在であると言う事。
2つ目が、人は誰もが自分を大切にしてほしいし、認めてほしいと願っていると言うこと。
3つ目は、人は自分のことを理解し、大切にしてくれる人のことを好きになると言うこと。
そしてもう一つ、それは人は誰かを応援している人を応援したくなると言う事。

自分のために生きるだけではなく、周りの人を喜ばせることの大切さを、改めて感じました。

 

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